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治癒の方向性

へリングの治癒の法則から・・・


ホメオパシーでは以下の5つの方向性に従って症状が移行している場合、正しく症状の押し出しが行われていると解釈されます(ここら辺の話は主に慢性病の治癒の課程の話になると思いますが・・・)。
1. 上から下へ
2. 中から外へ
3. 心から体へ
4. 重要な器官から、より重要でない器官へ
5. 逆順序の法則

雰囲気的に似ているのが2番の『中から外へ』と4番の『重要な器官から、より重要でない器官へ』、あと場合によっては5番の『逆順所の法則』も似てるかも知れませんね・・・。
簡単な例をあげると『喘息の症状は出なくなってきたけど、今度は皮膚にアトピーが出てきた』という場合。
これは2番と4番、そして過去にアトピーを治癒した経験のある喘息持ちの人の場合は5番にもあてはまりますよね。
顔に出てきたアトピーが手足や頭に移動していったらこれもOK(これがいわゆる1番の『上から下へ』ってヤツですね)。レメディーで気づきを与えられた症状は通常、末端部分に行ってから消えるようです。

ホメオパシーでは、肉体の症状よりも精神の症状の方が重度とみなします。
3番の『心から体へ』の説明では面白い話を聞きました。鬱病の人は風邪をひかないそうです。精神症状が出ている場合、肉体症状が出せないくらいに病んでいる・・・、ともいえるのかもしれませんね。


この方程式をうちたてたのは、ホメオパシーの開祖ハーネマンの弟子のへリングです。ハーネマンは今から200年前に生きていた人ですので、その弟子も200年間に生きていた人だということになりますよね。200年前にはこの方程式が作られ、その後めんめんと変化することなく語り継がれているって訳ですから、ここらへんの話は過去の膨大なケーステイクから導き出された話ってのも理解できますよね? 多少の例外はあるでしょうけど、多数の事実が物語っているって考えればOKなんじゃないかしら。私はそう理解しています。

「アトピーを抑圧すると喘息になる事がおおい」という話を学校で習ったのですが、それを考えると治癒の方向性の前に、病気の方向性ってのもあるのかなー・・・、なぁんて、考えたりも出来ませんか?