『レメディー』ってなぁに?

ホメオパシーでよく使われる『レメディー』と呼ばれる小さな砂糖玉は、植物や動物や鉱物などの物質をアルコール等につけ希釈振盪を繰り返し、その物自体の持っているエッセンスだけをとりだした液体を染みこませたものです(最近のホメオパシー健康相談会で私がクライアントさんに選ぶレメディーは砂糖玉ではなく液体のことが多いです。砂糖玉でなく液体の場合にはエッセンスだけを取り出した液体を一定量のアルコールで薄めたものとなります)。
レメディーの材料となる物質は、基本的にはそのままとったら毒物になるものがほとんどです。
ホメオパシーではこのレメディーを使って、自分の自然治癒力に気づきを与えます。
症状と同種の反応をおこすレメディーを体に入れることにより自己治癒力が目覚め発揮された結果、その症状が治まるのです。2台のギターが置いてある部屋で、一台のギターの弦を弾くと、何も触っていないもう1台のギターの同じ弦も共鳴をはじめます。レメディーを体に入れることは、それと同じ原理が働くと考えていただくとわかりやすいかと思います。同じ弦だけが共鳴をし、無関係の弦は全く変化がありません。これと同様、症状と同種の反応をするレメディーでないものをとった場合には、それは自分にとっては無関係なモノとして体の中から排出されるだけなのです。但しこれには例外もあります。非常に敏感な体質の人の場合、稀にプルービングと呼ばれる症状(レメディーの記憶する症状を体が再現する)がレメディーが作用している間だけ現れる場合もあります(前述したようにレメディーをとるのを止めてしばらくすればプルービングはおさまります)。