抑圧とは

ホメオパシーを勉強していると、よく耳にする言葉が『抑圧』です。
例えば風邪をひいて熱が出たる時に、すぐに解熱剤を飲んで熱を下げるのも『抑圧』ですし、前述したように腐った果物を食べて下痢をしているのを下剤で止めるのも『抑圧』ですし、扁桃腺が腫れるからと言って手術で切ってしまうのも『抑圧』なのです。

発熱についてホメオパシー的に考えると、熱は体の自己治癒力の発動によって上がっているわけです。
37.5度の熱が出ている場合、慌てて解熱剤をとるのではなく暫く自然のままの状態で様子を見るというのが正解なのです(但し、この場合にも例外はあります。例えば42度以上の高熱が続いている場合等は脳に障害が生じる危険性がありますので、悠長に自己治癒力の発動を待つのではなく大至急、病院に行って強制的にでも熱を下げる必要があります)。このような一部の例外がありますが、下手に抑圧をすることなく十分に病気にかかり切りさえすれば心身共にすっきりするのだそうです(最近、発熱をしていないので講義の受け売りしかできませんが・・・)。

で、抑圧。
これをすると、一見症状は治まったように見えるのですが実は、深く静かに体の中に潜ることになるそうです。
よく聞くのが、アトピーと喘息の例。

アトピーに軟膏を塗って皮膚が綺麗になった。
けど、
その後、喘息が発症した。

この状態についてホメオパシーでは、アトピーを抑圧したことによりアトピーより重度の症状である喘息が発症したと捉えられます。
・・・ということで治癒の過程を辿ってみると、喘息の症状がなくなると今度はアトピーの症状が現れたりもするのですよね・・・。
実は私は子供の頃からのアトピー持ちで、アトピーが酷いときには当然のように軟膏を塗って大きくなりました。そして大人になってから喘息が発症しました(直接の原因はストレスだと睨んでいますが・・・)。そして喘息の治癒の課程では教科書通りにアトピーが出ちゃうんですから笑っちゃいますよ(いや笑い事ではないのですが・・・)。

ちなみにホメオパシーは魔法ではありませんので、長患いの症状がたった1粒のレメディーで消え去った! なんて事を期待しない方がいいと思います(世の中は広いですから、中にはそういう人もいるのかもしれませんが、宝くじが当たる確率よりは全然悪いと思います)。
長患いの場合、その症状が消え去るまでにそれなりの時間がかかる事を覚悟した方がいいかと思います。